マトゥーリな挑戦者
サッカー元日本代表
日本のサッカーを世界のサッカーにした男
武田修宏さん
【プロフィール】
1967年5月10日生まれ。静岡県浜松市出身。
1986年4月読売クラブ入り。1987年プロに転向。
読売クラブ時代に、新人王、MVP1回、ベストイレブン3回、リーグ優勝3回、カップ戦優勝2回。
ヴェルディ川崎時代に、ベストイレブン1回、リーグ優勝2回、ヤマザキナビスコカップ優勝3回など、数々の活躍をした。
2002年、惜しまれながらも現役引退。
現在、日本サッカー協会アンバサダーとして全国でサッカーの普及活動をするほかTVでサッカー解説者としても活躍中。
【生い立ち・サッカーとの出会い】
静岡はサッカーが盛んなことで有名。お兄様がサッカーをしていたこともあり、小学校1年生から自然にサッカーを始められたそうです。
少年時代は陽気な目立ちたがり屋。ムードメーカー的な存在だったそうです。なんと足の速さは学校で一番!
小学校5年生のとき市の選抜に選ばれ、中学で県選抜、県立清水東高校1年で全国高校サッカー選手権大会準優勝の花形として活躍。
ご両親とも共働きだったため、小学生の時から自炊をし自立していたそうです。
寂しい時、辛い時はサッカーに没頭し、サッカーを通じて多くの友人との繋がりが出来ました。まさに武田さんの人生のスタートにサッカーがありました。

【自分のスタイルを貫く】
高校卒業後、有名大学からのスカウトがあったにも関わらず、それを断って読売クラブに入り、プロとして歩み出されました。
19歳で新人王になるというご快挙。
25歳の時にJリーグが発足し、収入も増え、知名度も上がり、人も寄ってくるようになりましたが、それはバブルのようなものであると感じていました。
サッカー選手として生きることは、一見華やかな印象がありますが、実際は非常に厳しい世界なのだそうです。
その中で下積みがあり、地道な努力の上で初めて確固たる自分が築けると武田さんはおっしゃいます。
【大の親孝行】
サッカーで活躍することが親孝行だとも思っていたそうです。
日本を出たことのないご両親を海外旅行に連れて行ってたり、マンションを購入したりと、出来る限りのことをしたそうです。
ご自分に厳しく、両親を大切にする心、素敵ですね!

【プレッシャーを自分の力に変える】
サッカー選手として一流を極めた武田さんですが、辛いときはどのようにして克服されたのでしょうか。
もともと楽天的な性格、辛いことに出会ってもプラス発想で考え方をシフト出来たそうです。
厳しい世界で人に騙されたりすることや、失敗はつきもの。
時には高い収入が、解雇されゼロになったことも。
34歳の時、ゼロからパラグアイで新しい生活を始められました。パラグアイでは日本とは全く状況が違います。言葉も通じず、ボロボロの病院のような施設の中でチームメイトと眠り、ほとんど栄養のないスープを飲んで練習をする決して豊かではない生活。
そういった辛い経験が武田さんの人生に与えてくれたものは大きいとおっしゃいます。
チームメイトは仲間であり、ライバルでもあります。一緒にプレーをしていても次々とクビになってゆく。チームの中で生き残って行くために強くなる必要があったと武田さんはおっしゃいます。
【生き生きと生きてゆく秘訣】
常に短期ビジョンと長期ビジョンを持つこと。今を精一杯生きて、次はどう立つかを考えています。24時間をどう使うか、一日の始まりにきちんと準備し、常に自分で決断し切り出してゆくことを身につけられているようです。
そして子供達にサッカーを教えることに最高の喜びを感じるそうです。
『サッカーをして生き、サッカーをして死んでゆく』
サッカーは武田さんにとって人生そのものなんですね。
【ファッションと思い入れのあるもの】
おしゃれでスタイリッシュな武田さんはファッションが大好き。毎日見ていたいそうです。
また、身だしなみは大切な自己表現であるとのこと。いつもお洋服はご自分でコーディネートされています。
本日も春を感じさせる爽やかなライトブルーのジャケットと白いパンツに、オーダーメイドの赤い革靴を合わせたコーディネートで、とても素敵でした!
【お気に入りの品々】
| PANERAIの時計 イタリア軍人の時計として有名ですが、日本に流行が入ってくる前に頂いたものです。気に入られて後にご自分で赤・青・茶の替えのベルトをオーダーされたそうです。 |
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| 財布 赤いお財布はこだわり。いつも知り合いの洋服屋さんに作ってもらっているオーダーメイド。 小学校のときから赤が好きでユニフォームは赤を着ていました。 日本の国旗もイタリアの国旗も赤が入っているし、特に光沢のある赤がお気に入りで、身につけていると気持ちが引きしまるそう。 今度は蛇皮の赤い靴を作りたいそうです。 |
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【これからの夢と住まい】
50代までに家を建て、田舎で少年達とサッカーをして過ごしたいという夢を持っていらっしゃいます。
家庭設計は堅実的に、一歩一歩大切に進めていかれたいとのこと。
現在のお住まいではリビングが一番のお気に入り。シンプルなものが好きで、カーテンはグレー。モノクロの絵を一つぽんと置き、間接照明も左右に一つずつにされるなど、インテリアもご自分で決められるそう。
自分がありのままで居られる空間が家ではないでしょうか、と武田さん。
その通りですね!
【イタリアと武田さんの出逢い】
高校三年生の時初めてミラノへ。インパクトの強い思い出で、特にゴシック建築の教会のあるドゥオモ前の広場が印象的だったとか。
パラグアイ滞在経験でスペイン語が話せる武田さんはイタリア人ともすぐ仲良くなれるそうです。なぜならスペイン語とイタリア語はとてもよく似ているからです。
イタリア人は情熱的でちょっと子供っぽいイメージ。サッカー、ファッションと武田さんのライフスタイルに密着しているイタリアにはもう何度も足を運ばれているそうですが、現地でのしっかりした目標が定まったら、いつか長期滞在もしてみたいとのこと。
【好きな言葉】
『自信を持って逆境に勝て』
高校時代の監督が贈って下さった言葉。その後の人生は、常に自信を持って決断してきたとおっしゃいます。
また助言をくれ、面倒を見てくれる尊敬する人々に恵まれたそうです。
好きな言葉はサムエル・ウルマンの『青春の詩』に出てくる一節。
“希望ある限り若く、失望と共に老い朽ちる”。
夢を持ち続ければいくつになっても若く生きられるという教えですね。

【壁に突き当たり悩んでいる人へメッセージ】
“目標と夢をしっかりたてて、悩まずに進め!”
自分の考えをしっかり持って、頑張ることが大切。
自分も大変なときに、もっと大変でも頑張っている人たちを見て励まされた。そして頑張る自分は一人ではないと気付く。だから勇気を持って行動してみて欲しい。
【編集後記】
一つ一つの質問に真摯に答えて下さり、とても気さくな武田さん。
楽天的でいつも今を大事に生きている方という印象でした。
そんな武田さんは国際派でもあり、イタリア的ですね!
思いやりのある熱いメッセージに心を打たれました。
武田さんありがとうございました。






